今日の一汁一菜(1) お米を学ぶ

 ワイフが春休みにシンガポールに赴任している次男の孫に会いに行く、それも隣家に住んでいる長男の孫2人を連れて、となって早くも一汁一菜の料理を作る機会を得た。(しかしこれで私のマイレージはなくなった)

 今回の味噌汁の具は我が畑の、花が咲いてしまった最後の大根の刻みとそれに代わって花が咲き少し実を付け始めた、さやえんどう。そして豆腐と自家製ベーコンである。

大根は周辺が少し水が抜けてぼそぼそしてきたが、周囲をカットして利用した
大根を干して沢庵づけにした。少し水出しして減塩

 今日の具は、去り行く大根と、交代に旬となる ‘さやえんどう’ の春の花の一汁だ。

 桜の木で燻製しうまい油が残ったベーコンが豆腐とともにたんぱく質を補っている。

 さて米であるが、最近お世話になっている東洋ライスの江原さんから借りた本を3冊読んで担い手のいない日本のコメ産業の深刻さに心折れながらも、金芽米(独自の精米技術で、萌芽の基底部『金芽』とお米の栄養と旨味成分のある層を残した無洗米)を食べている。

 東洋ライスさんの ‘金芽米’ は、米の地域ブランド(XX産のこしひかり等)ではなく、精米プロセスの違いで付加価値を付けるもので、理屈上はどんなブランドや地域米でも‘金芽米’にすることができる。ロウカット玄米は、玄米の短所である、長時間水に浸けるのが1時間でよく、味も、従来からのイメージとは違い、美味しい。健康志向で売上が伸びているそうだ。

 米の本を読んで、食管制度、自由流通米、そして減反政策などなど、米作と流通の課題を思いながら、冷凍庫から昨日の金芽米ご飯の残りを ‘チン!’ して盛りつけた。

 ご飯も味噌汁も沢庵もうまい!

 我が家の味噌は、友人の堀田さん(偶然同名)が大豆から手塩にかけて作ってくれた頂き物で、詳しくは第2章にゆずるが、大学時代ヨット部の合宿所で沢山の味噌汁を作らされたのがトラウマになって、味噌汁嫌いになった次男がこれで救われた一品である。

 もちろんこの味噌はワイフの大きなトランクの中に入ってシンガポールに旅立ちました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です