「のと熱中授業」第3講は2025年2月から開始された「のと・おん」―のと復興音楽ツアーの振り返りです。
「のと復興音楽ツアー」は2月9日の能登町、11日の七尾市、3月16日の珠洲市、5月18日の輪島市を一区切りにビデオに編集したものです。著名なアーティストや伝統芸能による演奏だけでなく、音楽を愛する地元の中学生、高校生、社会人が久々に集合し、その演奏で来場者に共感を届ける今回の音楽ツアーの反響は大変大きいものがありました。
大間ジローさんと堀田一芙さんの対談と演奏会の様子がまとめられていて、5月26日から6月30日まで視聴が可能です。
第1回「雪と情熱」2月9日(日)
大雪の中の体育館で皆が躍り出す盛り上がりでした。
参加者 演奏者、生徒を含めて約300人
会場 能登町能都中学校体育館 https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/notoxj/
出演 「天地人」、ウインド・オーケストラのと
能都中学校 濱坂須美子先生の感想:
主催して、いろいろ大変なことはあっても、これだけ人に支えられている、お世話になっているということを強く感じました。子供たちにとってはプロのこだわりとか TEN-CHI-JIN との共演は決して忘れない経験をさせてもらったと思います。音楽室の三味線も尺八も使っていただいたし、とってもいい日でした。
指揮者 坂武夫さんの感想:
最近人数が減っている中にあって、皆が大勢集まって楽しんでくれた。練習で楽器を鳴らしながら本番で頑張るという経験を今後も生かして欲しいと思います。
第2回「伝統と人情」 2月11日(火祝) 七尾市
七尾尾市花のれん館 寄合い処みそぎ
出演 「天地人」 七尾太鼓スペシャルコラボチーム
大雪の中の第2回目は、七尾市の7つの太鼓チームが代表を出す ‘コラボチーム’ の和太鼓。
七尾太鼓スペシャルチーム代表・山崎弘生さんの感想:
観客の人たちもプレイをした私たちも一体感があった。4歳から小学生、中学生、そして大人までが練習に集中し、今後の太鼓につながる活動ができた。この会を機に新しいチームからも声がかかり、大阪・関西万博に向けて本当に力を注ぎ魂を入れ、一岩となって毎週練習しています。ありがたかったです。
第3回 「あふれる音楽愛」珠洲市 2025年3月16日(日)
参加者 演奏者含めて約600人
珠洲市音楽文化協会 第46回スプリングコンサート参加(共催)
会 場 ラポルトすず 大ホール
出 演 「天地人」 大間 ジロー HIRO KUROSAWA
地元参加 能登キッズコーラス 珠洲市民合唱団 珠洲フラウエンコール
秋吉ママレモンズ すずカルテット OBKトリオ 天理教 萌雅会
緑丘中学校吹奏楽部 飯田高等学校吹奏楽部 すず吹奏楽団
珠洲市音楽文化協会会長・南方 治さんの感想:
今年が50周年に厳しい中でこんなにたくさんの住民の皆様が来てくれたのは嬉しいです。音楽を通して元気になって欲しいという希望がかないました。
指揮者・貞弘佳彦さんの感想
ライブで味わえる本当の音楽の楽しみをわかっていただいたいい機会でした。それは大人も同じで、またこのような機会をいただきたいですね。
飯田高校 村田良和先生の感想:
プロの方をお招きして成功したのは事務局としてホッとしました。高校生も喜んでいたし、プロの力を直接聞けたのは良かったです。
第4回 「若者と新時代」輪島市 2025年5月18日(日) 13:00開場 13:30開演
会 場 輪島市輪島中学校体育館
出 演 「天地人」 大間 ジロー HIRO KUROSAWA
地元参加 輪島和太鼓・虎之介 輪島高州太鼓
高州太鼓代表 中橋幸雄さん:
子供たち同士であっても、先輩が後輩に教え継いでいくという伝統を大切にしています。全国から要請があればできるだけどこでも出かけていきます!
輪島和太鼓虎之介代 橋爪朱宗さん:
能登のニュースがだんだん減って来る中でも、ボランティアの皆さんにたくさんお世話になっている。自分たちが演奏に行くことで、能登は元気だと皆さんにも元気を与えられるように心していきます。
最後に大間さんの感想:
これから世界を背負っていく若者の力を感じてワクワクしました。レベルの高さと、広大な体育館の中なのに力強さがあった。周りはまだまだ厳しい環境の中で、若者達から伝統と創意工夫を披露してもらって燃えました!
またコラボしたいですね。